助手日記.2
舌と唇のトレーニング①
先月、神奈川の川崎市で歯科医師、歯科衛生士によるお口(主に舌)の筋肉に関するセミナーが開催され、
竹内と浅野の助手2人で参加してきました!!
当院でも、お子様に「舌の練習するよー」と必要な患者さんに指導させて頂いてるので、
どんなものか簡単にご紹介します
「舌の練習」ってなに?
まず、お口を閉じているとき舌はどこにあるかご存知ですか?
意識したこともないと思いますが、答えは上のあご(口蓋)に舌全体がついているのが正常な位置なんです。
舌が上あごにつかず、低い位置や前の方にある患者さんは、
無意識にお口がポカーンと開いていたり、飲み込むときに舌で前歯を強い力で押してしまうといった
舌の癖(舌癖:出っ歯、すきっ歯などの原因になる)があります。
舌の練習では、舌や唇の筋肉をトレーニングすることによって舌を正しい位置にもっていき、
その癖を直すことを目標にしています。
矯正とどう関係してるの?
「矯正」と聞くと、歯にちっちゃい器具とワイヤーをつけて歯並びを治す!!というイメージがありますが、
舌の癖がある患者さんは、唇やほっぺたの筋力が弱かったり、舌を前に出す力が強いなど
外側・内側で歯を押さえ支える力がアンバランスです。
なので、矯正の期間が長くなるばかりでなく治療が終わり、せっかくきれいにした歯並びを
舌の力で崩してしまうことになります。
そういったことを最小限にするため、必要な患者さんには矯正治療と一緒に処置へ取り入れています。
どんなことを練習するの?
患者さんによって、舌の練習を始めるタイミングは様々ですが、当院では小さいお子様がほとんどです。
まずは舌の位置を上あごにもっていく第一段階として、
前歯より少し後ろに、舌の先っちょをつけてお口を大きくあける
…いつも患者さんに渡す絵で見てもらうと一番わかりやすいと思うんですが、
文章にするとコレが限界でした(笑)
一見、簡単じゃんと思うかもしれないですが舌の癖がある患者さんの中には難しく感じる方も
いるんじゃないでしょうか。
ほとんどはこれから練習してもらい、院長の判断で次の練習へ進むという流れでやっています。
実際、当院でやってもらう練習の種類は2,3といったところですが、
セミナーで私たちがやったものは、ストローや風船を使うなど種類が多く、ここで紹介すると
恐ろしく長くなるのでやめておきます
セミナーは3日に分かれていて、あと2回あるのでその都度かんたんに内容をご紹介していきます。
ご興味のある方はまた覗きにきて下さい
私たちも頑張って勉強してきます!